セックス中に意識が飛びそうになると自分の腕を噛む、サヤです。
私には力や魅力はないので理想をかなえることはできないって話
今日はある方のコメに返信したいと思いまーす。
(今日は評論っぽい文体でいきます)
『サヤさんみたいにいろんな経験してると
男性に対しての欲求がたくさんありそうですけど
最近シンプルになてきた?』
【欲求】
欲しがり求めること。
うーーーーーーん?????
私、男性に対して何かを求めることってないかも??
恐らくこの方が言いたいのは、「男性に対してこうあって欲しいという理想像」のことかなぁと思うんですけど。
確かに、理想はある。
仕事に誇りを持ち、理性的で、私が知らないことをたくさん知っていて、口調が穏やかで、体の相性が良く、…と挙げればキリがない。
でも、目の前の男性にそういう風に変わって欲しいという欲求をぶつけたことは一度もない。
性別の括りなく、私は基本的に他人に期待していない。
本人が心から変わりたいと願うか、こういう人間になりたいという確たる理想を掲げなければ、そう易々と人間が変わることはないと思っている。
そして、私は私自身に他人にそういう強い影響を及ぼすほどの力や魅力はないと評価を下している。
例えば、相手に遅刻癖があったとする。
一度くらいは注意するかもしれないけど、それは自分の中の苛つきを相手に伝える為であって、相手に改善して欲しいという意図はない。
遅刻も3度目ともなれば、私はそっとその人から離れて別の男性を探すでしょう。
欲しいものと違えば他を当たるだけ。
ケンカをしたことがない
私は彼氏がいたときもケンカをしたことがない。
これを他人に言うと「仲がいいのね」などと言われるが、そうではない。
いや仲がいいのは事実だけど、ケンカが発生しない要因は別のところにある。
つまりはお互いがお互いに対して期待していないから。
意見が違えば、「君はそうなんだね」と受け入れて、それぞれが好きなことをする。
その時はお互いに干渉しない。
もしどうしても一緒にしなければならないことなら、妥協点を一緒に探す。
「期待していない」という響きはなんだか物悲しくもあるけど、良く言えば「相手を尊重している」ということでもある。
相手の欠点も相手の一部であり、それを否定したり拒否するには、自分とは違う常識の中で生きてきた一人の人間の一部を作り替えるという、大変なパワーが要る。
それは要求する側はもちろん、要求された側も大変な苦労をする。
恐らく嫌な思いもする。
だってそうでしょう。
当たり前が崩れるのは不安だ。
「お前はおかしい」ということを突きつけられるのは、この世のデフォルトとして生活している男性なら尚更、屈辱ですらあるのではないでしょうか。
私はものぐさなのだ
だからそんなめんどくさいことは極力避けたい。
遅刻癖の例では別の男性を探すと言ったけど、もしその男性が替えのきかない人ならば、そんなめんどくさいことはせず、やはり妥協点を探したい。
でも、もし相手が私のために変わりたい、だから不満をぶつけて欲しいと言ってくれるなら、それはとてもとてもとーーーっても嬉しい。
期待していないからこそ、相手の中での私の存在の大きさを知った時の感動ったらない。
「彼女なのに」とポジションに胡座をかいて相手が期待に応えてくれないことを嘆く女性は多いが、私はああはなりたくないなとこの文章をしたためながら改めて思った。
私が男性に求めることがあるとすれば、
・真っ当に働く
・つまらないことで怒らない
・乱暴しない
・必要のない嘘をつかない
・清潔であれ
という、人としての最低ラインに留まる。
実際には最低ラインにも届かない男性の多さに辟易するけど、まあそこはいつも通り、他を当たるだけ。
今回の文章、
真面目か!!