会えない時間も大切にしたい、サヤです。
なかなか会えないから希少性が興奮に結びついてる?
悪友くんにはいつかは結婚するつもりの本命彼女がいます。
悪友くんは普段あまり彼女さんの話をしたがらないので私も深く突っ込んで聞いたことはないのですが、珍しく言及した時の話。
「姉さぁーん、一緒にオナニーしよ!」
「うーん……彼女さんがダメってことではないんだけど、でも姉さんの方が興奮するんだよな」
「彼女さんは俺の生活?人生?そのものだからもちろん大切なんだけど、でも俺がこの世で一番セックスしたいのは姉さんなんだよ」
「言える訳ないだろwww」
「ごめんwww」
「それはないな。姉さんは俺の理想そのものだからな。単に一緒に過ごした時間の長さが彼女さんと姉さんの立ち位置を逆転させてるんだ」
「マジかぁ……」
「そうかぁ。お互い2番だなぁ」
「結果論だけど、まぁそうかもなぁ。仮に姉さんと同棲なんかしたら俺は仕事辞めてずっと姉さんとセックスしてる可能性さえあった」
本命に言えないことも言える
2番だから本命に言えないことも言えるし、扱いも適当でいいし、面倒になったら離れればいいし、寂しくなったら相手の事情なんか無視で電話しちゃうし、顔を合わせればセックスもする。
なぁんとも都合が良くて居心地のいい関係だなぁと思う。
悪友くんは考え無しのようでいて弁える所はきっちり弁えられる男だから、悪友くんじゃなきゃ成立しない関係だったんだろうな。
どっちかが一番になりたいって思ったら一瞬で瓦解するもんね。
いつまで続くか分からないけど、これはこれで大切にしたい関係だなぁと思うのです。
そう、これはこれ。
それはそれ。